初診相談で「ぜひ歯並びを治したい！」とか「もっと具体的な治療方法を聞いて考えてみたい」といった場合、「精密検査」に進んでいただきます。今回のブログでは、この精密検査についてお話します。

矯正歯科でいうところの「精密検査」とは、歯や歯並び、顎のまわりの骨の形態や機能に関する検査が主になります。、血液検査などは通常行ないませんので安心してください。

初診相談の際に、「今の状態はこんな感じで、こういう治療方法がいいでしょう」というお話をさせていただきますが、実際に歯を動かすためには、写真だけでは資料が足りません。患者様の歯や歯を支えている周囲の状態を正確に把握するために、口腔内印象採得」とX線写真撮をさせて頂きます。

口腔内印象採得とは、簡単に言うと歯型をとることです。トレーに粘土のような材料を盛って歯にかぶせて、固まったら外します。被せ物を作るときにとる歯型と似ていますが、粘膜の状態も確認できる模型を作りたいので、お口の中全体がいっぱいになりやすく、お鼻で息をしていただく必要があります。通常、上顎と下顎の型を１つずつ取らせていただきます。後ほどこの型にセッコウを流して模型を作ります。

X線写真は、俗にいう「レントゲン」ですね。オルソパントモグラム（パノラマレントゲン）という顎の骨の状態を見るものと、セファログラム（セファロレントゲン）という頭の骨の状態を見るものを撮影します。X線写真は基本的にはじっとしているだけで撮影完了しますので、特に大変なことはないですが、体が動いてしまうと再撮影になってしまいます。当院では患者様のご負担をできるだけ軽減するために、被ばく量を最小限に抑えた撮影装置を導入しております。

必要があればCTを撮影させていただく場合や、お子様の患者様で成長具合を確認させていただく際に手のX線写真を撮影する場合もありますが、撮影の際には事前に説明させていただいております。

どの資料も頂く前には説明をさせていただき、同意をいただいてから進めてまいりますので、「よくわからないうちに取られていた」ということはありません。何かあればお気軽に院長やスタッフにお声がけください。

資料が揃ったら、次は診断です。どんな方法でどんな装置を使うのが最適なのか、他の治療方法だとどうなのか、ということがわかりますので、次回までわくわくドキドキ、楽しみ～！な時間をお過ごしください。（記：スタッフ）

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