院長装置製作ブログです。今回は「リンガルアーチ」という装置です。

リンガルアーチとは、日本語にすると「舌側弧線装置」となります。歯が並んでいるアーチから内側（舌側、うわあご側）に入ってしまった歯を、裏側から針金で押して表側に動かします。

主にお子様に使用することが多く、スタッフの印象としては効果のわかりやすい装置、というイメージです。咬み合わせが上下逆になって受け口になってしまっている場合や、部分的に歯が後ろ側から生えてきてでこぼこになっている場合に登場することが多いですね。特にお子様では、全体でも部分的にでも咬み合わせが逆になっていると、見た目だけでなく歯そのものの寿命や顎の骨の発育に関わりますので、早めに治してあげたいですね。

写真の模型が少々焦げているのは、金属同士をくっつけるために「ろう着」という金属を溶かしてくっつけるという工程を経ているせいです。患者様には、キレイに磨いて洗浄したものを装着しますので、ご安心ください。

まだまだ製作中の装置は他にもありますので、次回製作中ブログもご期待下さい！

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