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ついに冬がきた！！という感じの気候になってきました。皆様元気にお過ごしでしょうか？

冬は風邪をはじめとした感染症、腰痛や膝の痛みなど関節のトラブル等になりやすい時期でもあります。歯医者的にも”冬あるある”な症状がいくつかあります。今回はシリーズ分けしてあるあるトラブルの対処法についてお話していこうと思います。

シリーズ4回目は、親知らずについて。

親知らずと聞くと、なんとなく良くないもの、感じられるかたもおられるのではないでしょうか。邪魔、抜くとめっちゃ痛い＆腫れるなどなど。しかし、真っ直ぐ生えて咬み合う相手の親知らずとしっかり咬み合ってくれればとても心強い歯の一員です。最悪他の臼歯が志半ばでダメになってしまった時に移植することだってできるときもあります。大事な大事な自分の一部です。

とはいえ、トラブルのもとになることも事実。人類の進化の中で柔らかい物を好んで食べるようになってしまった現代人は、どんどん顎が小さくなって、歯の数も減ってきています。サブ的な役割をする歯は生まれつきない人も最近ではそう珍しくありません。親知らずも生まれつきない人もいますが、親知らず育てたはいいけど生える場所がなくて顎に埋まってる人の方がまだまだ多いです。

完全に埋まったまま一生いてくれるのならいいのですが、元々生える予定で作っている歯です。場所さえあれば生えてきますが、場所が足りないと斜めに生えてきて途中で引っかかってしまったり、手前の12歳臼歯にぶつかって横向きのまま止まってしまったりします。生える予定の歯の頭の部分は骨も歯茎もくっつかないので、その内口の中と空間が繋がります。口の中の細菌が潜り込んできて、親知らずの周りの空間で繁殖してしまうのです。すると、先日投稿した根尖病巣と同じように、体調が悪くなったり疲れが溜まったりして免疫力が落ちた時に腫れたり痛みが出たりします。

寒くて寝つきが悪かった、久しぶりに忘年会が立て込んで不摂生気味だったかも、洗面所が寒すぎて歯みがきに集中できないなどがあるかたは要注意です。根尖病巣もそうですが、免疫力と密接な関係にあるトラブルは”今来てほしくない”という時に限って痛みが出がちです。

一旦強い痛みが出てしまうとすぐに抜歯することができず、痛み止めと抗生物質で炎症を抑えた上で抜くことになります。また、年末は普通の開業歯医者も休日診療センターも爆裂に混雑します。折角の休日を痛みを抱えたまま長時間待合イスで過ごした、なんてことのないよう、普段からお口の中を清潔に保ちましょう。

すでに何度も痛みや腫れを感じた経験がおありのかたは、抜歯を視野に入れてもいいかもしれません。一番最初に大事な自分の一部です、とお話はしましたが、すでに感染を起こしていて繰り返し痛みの原因になるようであれば大事に取っておいてもあまりいいことはありません。隣の歯を健康に保つためにも、心穏やかに冬を乗り切るためにも、抜けるときに抜いてしまうもの手です。

そんな親知らずですが、他の歯がすでにムシ歯等で失われているかたや銀歯になってて木抜くならこっちを抜いてしまいたいかた、乳歯に続く永久歯が生まれつきなくて隙間が空いているかたは、矯正治療で親知らずを咬み合わせに参加させることができるときもあります。親知らずがダメになってしまう前に、SilverLace矯正歯科の無料歯並び相談にお越しください！

冬のトラブルシリーズ連投はいったんここまで。読んでいただきありがとうございました。またネタが浮かびましたら続編更新します！

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