インビザラインは生成AI?

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先日テレビでChatGTPなどの生成AIとの付き合い方についての特集を見かけました。

生成AIを上手に使うには、

人間が適切に指示を出し、

できてきたものを人間がしっかり確認し、必要があれば修正する必要がある
 
便利だからといって、勉強しなくていい、丸任せでいい、というものではない

ということを念頭に置いて活用することが大切なんだそうです。

なんだか、インビザラインの設計のことみたいだなぁと思いました。

インビザラインのアライナー(歯を動かすためにちょっとずつ形を変えた複数枚のマウスピース)は、患者様の歯型データをメーカーに送り、どんなふうに歯を動かすのか・どんな仕上がりにするのかを設計してもらいます。

その治療設計は、日本矯正歯科学会が定めている検査項目の全てを分析して作られるわけではありません。ときには、【こんな歯の動きをしたら骨からはみ出てしまうな?】とか、【こんなに歯を削ったら知覚過敏どころの騒ぎじゃないぞ?】とか、歯科矯正を専門としている歯科医師だったらまず考えないような治療設計が出来上がって来ることがあります。

一方で、歯列矯正ではアライナー設計の最終形ぴったりに仕上がるわけではありません。ワイヤー矯正でもそうですが、矯正治療ではほぼすべての治療において、治療後の「後戻り」を予測して、予定よりも多めに歯を動かすオーバーコレクションとという動きが必要になります。アライナー矯正の設計段階で、動かし終わりのアライナーとしての歯並び・咬み合わせがほぼ理想形でできてきたとき、オーバーコレクションを加味した設計になっているかな?としっかり確認する必要があります。アライナー設計上では動かし終わりの歯並び・咬み合わせが理想の歯並び・咬み合わせと違う形に出来上がってきたときも、どういう意図でこの仕上がりにしているのかをドクターがしっかり理解している必要があります。

まさに、人間が適切に指示を出し、できてきたものを人間がしっかり確認し、必要があれば修正する必要がある、という点にぴったりはまります。

生成AIとちょっと違うのは、患者様が自分で治療計画やアライナーの発注を行なうのではなく、製作側と患者様の間に歯科医師が挟まる点かな、と思います。​​患者様が矯正治療を学んだ歯科医師でもないかぎり、患者様ご自身が矯正治療に関して専門的な知識をお持ちでないことがほとんどです。当たり前な事なので全く問題ありませんのでご安心ください(笑) ここが矯正専門歯科医師の腕の見せ所。アライナー設計でどうしてこういう動きをさせるのか、IPRの必要性など、全てを理解して患者様にわかりやすく説明いたします。

当院院長は、患者様がご納得いくまでしっかりお話しますので、ご安心ください!インビザラインに関わらず、矯正治療に関するご不明点や心配事など、小さなことでも是非お聞かせください。

マウスピース矯正についてもっと詳しく聞いてみたい!というときには、ぜひSilver Lace矯正歯科の無料矯正相談へお越しください!さいたま市北浦和にありますSilver Lace矯正歯科は、北浦和駅西口より徒歩5分、南与野駅よりバスで10分、大宮駅より10分です。矯正歯科の専門資格を持つ院長が、ちょっとした疑問から切実なお悩みまで直接お話を伺います。WEB予約フォームからの矯正相談や処置のご予約は、休診日でも受け付けております。

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